こんにちは 仲のです。
今回は梅棹忠夫 著の『知的生産の技術』を読みましたので、その感想になります。
まずこの本を読むきっかけとなったのが、たびたびこのブログでも名前を上げている、pomenoteさんがYouTubeにちらっと登場させていたことがきっかけです。ほとんど紹介はなかったので逆に気になって読んでみることにしました。
そんなわけで読んでみたのですが、最近、ノート術や手帳術の本を読み過ぎて悪い癖がついてしまったようです。それは何かというと、すぐに自分の手帳やノートに取り入れられることはないかと考えながら読んでしまうのです。その点からいえば今回の知的生産の技術はあまり大きな収穫はなかったように思います。
逆にノートや手帳以外の観点からは非常に興味深い内容でした。
例えば、著者はローマ字運動というものに熱心で、日本語をローマ字で表記しようと様々な活動をされたりしていました。また、この本が書かれたころはまだタイプライターの黎明期で、日本語をいかにタイプライターで打ち出すかに苦心していた様子が書かれています。
そんな方の書かれた本なので、文体にも特徴があります。現代の文章に比べるとひらがなが多いのです。これもローマ字運動のたまもので日本語は出来るだけ漢字を使わずに表記されるべきという考えがあったようです。私の第一印象は「ひらがな多くて読みにくっ!」でしたが。
そんなひらがなの多さも読み進めると納得できる内容だったのでその点はよかったです。
ほかにも著者の日記に対する考え方も面白かったです。著者自身は、日記に感情や心の記録を書く必要はないという立場でした。しかし、最近ではジャーナリングやモーニングページなど、感情をノートに書き出すということはストレス解消に効果的という話もあります。どちらが正しいとかそういう話ではありませんが、日記に何を書くべきなのか?日記とモーニングページ、ジャーナリングをどう分けていくか?という問題は、私自身去年一年間ずっと悩んできた問題でした。だから、著者の考えを知ることができたのは非常に良かったです。
というわけで、この本は非常に満足できた一冊でした。
と、ここまで書いてきたのですが、ここで急に著者自身が行っていたカードを使った日常の記録法をどうにか自分の手帳、ノート術に取り入れたくなって急きょ、手帳会議をすることになりました。冒頭に大きな収穫はないとか書いたのはいったい何だったのでしょう…?
というわけで今回はここまでです。おわり!
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