モーニングページの効用

こんにちは 仲のです。

このブログは、前回のブログのほぼ続き物です。ですので、前回のブログを読んでからこちらを読むことをお勧めします。

前回のブログ

書けるようになるには...?
こんにちは 仲のです。 私は今まで「書く」にまつわる本をたくさん読みたいと思って、いくらか読んできました。 これまで読んできた本の中で「書けるようになるには?」という問いには、とにかく思い浮かんだことを書きなさい、という答えが多いように感じ...

モーニングページを1年ほど続けている私ですが、いまだに「ずっとやりたかったことをやりなさい」や「いくつになってもずっとやりたかったことをやりなさい」のモーニングページについて書かれている部分は不親切に感じています。正直、何を書いたらいいかよくわかりません。

ですが、ほかの書くことについての本を読むうちに、なんとなくこういう狙いがあるのかな?と思うことが出てきました。

真の欲求に耳を傾けるため

これについてはよく言われていることだと思います。ですが、私にはいまいちピンと来ていませんでした。ですがこの後引用する文章を読んだとき、こういうことを言いたかったのかと腑に落ちたことを覚えています。

自分のライフスタイルを築くためには、自分の心の底でかすかに疼く欲求、自分の真の欲求に静かに耳を傾け、それを育てていく勇気が必要である。天才をのぞけば、この心の底の欲求はかすかなものであろう。しかし、このかすかな声に耳を傾けることを知らない人は、自己実現の何たるかを知らない人である。

続・知的生活の方法 渡部昇一

書く力をつけるため、そしてその先の自己実現のため

書く、ということは一朝一夕でできるようになるものではありません。これについては前回のブログに書きました。

今回はもう一つ印象に残った文章を引用します。

われわれは、文学作品であれ、絵画であれ、音楽であれ、「芸術」といわれる分野のものは、インスピレーションによってできあがると思いがちである。もちろんインスピレーションがなくて芸術作品が生まれるわけはないが、「作品」と名のつくものは、その大部分は機械的(メカニカル)な作業であることを悟らない人は、知的生産とは無縁にとどまるであろう。インスピレーションそのものと思われやすい音楽も、その作曲家にとっては、楽譜に書かないことには話にならないのだ。オーケストラのための楽譜を書くとき、演奏すれば十分ぐらいの部分のために、作曲家は何時間書き続けることか。

続・知的生活の方法 渡部昇一

「ずっとやりたかったことをやりなさい」や「いくつになってもずっとやりたかったことをやりなさい」の中で、モーニングページをすることで成功した人たちの例が多く出てきます。その人たちは芸術であったり、知的生産であったりと様々な分野で活躍しています。

つまり、何が言いたいかというと、モーニングページという鍛錬を積み重ねることで、芸術や知的生産といった機械的な作業に対する体力もつけていったのではないかと思ったのです。

この発想から、モーニングページはただ自身の欲求に耳を傾けるためだけではなく、その欲求実現のための体力づくりという効用もあるのではないかという考えに至りました。

普段からそんなことを意識して、モーニングページを書いているわけではありませんが、モーニングページへの信頼度がグッと上がった瞬間でした。一時期、モーニングページをサボりがちでしたが、再び毎日書けるようになったのは、この考えに至ったからだと思います。

今回もここまで読んでくださりありがとうございました。次回も読んでくださると嬉しいです。

ではまた~

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