考えの育て方:知的生産のデジタルカード法を読んで

読書記録

こんにちは 仲の(@nakano_visiae)です。

今回は倉下忠憲さんが書いた「考えの育て方:知的生産のデジタルカード法」を読んだので、その感想を書きます。

まず、私がこの本に出合えたのは全くの偶然でした。以前より、ノート術の本を書かれているということで、著者の方は知ってはいました。ですがこの本については著者である倉下さんがX(旧Twitter)でリポストするまでは全く知りませんでした。

私はこの本を読むまでに様々な知的生産にかかわる本を読んできたつもりです。「思考の整理学」に始まり、「知的生産の技術」『「超」整理法』「TAKE NOTES!」「SECOND BRAIN」などです。面白く読めたものもありますが、いまいちピンとこないものもありました。

今回、感想を紹介する「考えの育て方:知的生産のデジタルカード法」は私にとって、その集大成に感じられました。なぜなら、私が知的生産にかかわる本を読みたがる理由がそこに言語化されていたからです。

それは『私が切実に欲していたのは、デジタル情報保管庫ではなかった。そうではなく、デジタルツールを使った「考えの育て方」だったのだ。』という一文です。

この文章を読んだとき、私の脳内であいまいに漂っていた思考が形をもって目の前に現れたかのような衝撃を受けました。

私自身はデジタルではなく、アナログ派なのですがまさに求めていたのは「考えの育て方」そのものでした。そしてこの一文から私の考えを整理するうちに、これまで読んだ知的生産にかかわる本についてしっくり来たもの、来ないものの違いも理解することができました。

つまりいまいちピンとこなかった本については、情報の整理方法についての言及が多く、考えの育て方についての記述が少ないと無意識に感じていたのだと思います。同様に、興味深く読めた本については考えの育て方にかかわる記述が多いと無意識に感じていたのだと思います。

この本をもって私が知的生産にかかわる本を読む理由が理解できました。そして今後の課題も見えてきました。

それはデジタルにせよ、アナログにせよ、カード法についてより習熟すること。そしてその上で私自身が何を考え生産していくのか、ということです。

まずは少しずつカード法を実践していきながら、何らかの知的生産の道を進んでいきたいものです。

最後にこの本は2024年に読んだ本のTOP3に入ることは間違いないでしょう。著者の倉下忠憲さん、このような素晴らしい本を出してくださり、本当にありがとうございます。

今回紹介した本は、2024年2月現在kindle unlimited で読み放題です。知的生産に興味のある方は是非読んでみてください。

質問、感想などは以下のフォームから受け付けております。X(旧Twitter)やインスタグラムもしていますので、そちらからでも大丈夫です。@nakano_visiae で検索してください。

    今回もここまで読んでくださりありがとうございました。

    次回は2月19日19時更新予定です。

    ではまた~

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